悪用厳禁!日本国民を動かす悪魔の心理テクニック

コピーライティング

ども、くろねこです。

 

コピーを書くときのテクニックの一つに「同調」を利用する、というものがあります。

 

同調とは、他者の意見や信念と同じになるように調子を合わせることである。 … また、社会心理学では単に「同調」という場合、集団への同調を指すことが多い。 通常は少数派が多数派に同調することになるので、集団規範に従うことが同調行動であるともいえる。
引用元:https://kagaku-jiten.com/social-psychology/group/conformity.html

この同調心理、特に日本人にはかなり有効とされており、多くのコピーで用いられています。

危険な手法なので絶対に悪用厳禁です

 

いい店には並ばない、行列のできる店に並ぶ

バンドワゴン効果というものがあります。

 

心理学用語なんですけど、意味としては「多くの人がある選択肢を取ると、さらにその選択肢を取る人が増えていく現象」のことです。

 

バンドワゴン効果を実際に検証したのがアッシュの実験です。

 

アッシュの実験
基準になる線分と同じ長さのものを3本の線分の中から選択するというごく単純な課題であり、1人で行うとほぼすべての人が正答する。しかし、あらかじめ回答パターンを指示されている実験協力者6人とともに座り、実験参加者は5番目に答えるという条件下では、誤答は4割にも達したというもの。

 

自分の意思決定が周囲の意思決定の影響を受けるということです。

 

店の行列はまさにこれを表していて、「行列ができている店=いい店」という先入観が与えられています。その判断に実際の店のクオリティは全く介在しません。

 

もしその行列が全てサクラだったとしても、後ろに並ぶ人は店のクオリティを見て決めているわけではないので、そのまま並びます。

 

コンテンツの価値とは別のところで集客する、悪魔の手法です。

 

日本人は特にハマりやすい

 

有名な話で「沈没船のジョーク」というものがあります。

沈没船のジョーク
世界各国の人々が乗った豪華客船が沈没しかかっています。しかし、乗客の数に比べて、脱出ボートの数は足りません。したがって、その船の船長は、乗客を海に飛び込ませようとしますが…。さて、船長が各国の人を飛び込ませるために放った言葉とは何でしょう?

  • アメリカ人に対して・・・「飛び込めばヒーローになれますよ」
  • ロシア人に対して・・・「海にウォッカのビンが流れていますよ」
  • イタリア人に対して・・・「海で美女が泳いでいますよ」
  • フランス人に対して・・・「決して海には飛び込まないで下さい」
  • イギリス人に対して・・・「紳士はこういう時に海に飛び込むものです」
  • ドイツ人に対して・・・「規則ですので海に飛び込んでください」
  • 中国人に対して・・・「おいしい食材(魚)が泳いでますよ」
  • 韓国人に対して・・・「日本人はもう飛び込みましたよ」
  • 北朝鮮人に対して・・・ 「今が亡命のチャンスです」
  • 日本人に対して・・・「みなさんはもう飛び込みましたよ」

日本人は特に周囲の目を気にする生き物です。メディアの情報操作も受けやすい、そんな生き物です。

 

だからバンドワゴン効果は絶対的な効果を発揮します。

 

悪用厳禁です

バンドワゴン効果を実際に使ったコピーにこういったものがあります。

  • 某番組で取り上げられました。
  • 2019年度○○部門売り上げ第一位
  • 販売開始直後から売り切れ続出
  • 芸能人の○○も愛用

事実であればもちろん書くべき内容だとは思いますが、最近はこういった内容を捏造している広告も多く見ます。

芸能人や有名インスタグラマーの写真を無断掲載したり、なんかです。

 

コピーライティングは包丁と同じです。

料理に使う道具でもありますし、使い方を誤れば人殺しの道具にも使えます。

 

売るべきでない物は売ってはいけません。

 

売るべきものを欲している人に売る。バンドワゴン効果もそのように活用していただければと思います。

 

ではでは今日はこの辺で!最後まで読んでいただきありがとうございました!

最後にもうちょっとだけ読んでいってください。
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