ども、くろねこです。
これからは個人の時代ということが言われています。
今まで会社に就職するために義務教育を受けて、それが正しいと教え込まれてやってきたのに急に見捨てられた。それが私たち今の日本人の現状です。
文句を言っても国は何もしてくれないので、誰かに頼るのではなく自分でなんとかする方法を見つけた方が良さそうです。
以前の記事ではお金=価値の対価だということをお話ししました。以前の記事はこちら↓↓
では、あなたに提供できる価値ってなんなのか?そもそも価値の大きさはどのようにして決まるのか?についてお話ししていきます。
- 価値の考え方がわかるようになる
- 価格競争で消耗する未来を避けられる
ではいきましょう!
価値は需要と供給で決まる
欲しがる人が多いモノは価値が高く、売っている人が多いのに人気がないモノは価値が低いです。
価値は需要と供給で決まります。
モノを作るのにどれだけ苦労したか、コストがかかったか、そんなことは一切関係ありません。
どれだけ欲しい人がいるか?どれだけ市場に供給されているか?価値を決定づける因子はこの2つだけです。
原価がいくらとか、そんなことは一切関係ありません。
あなたが原価3000円の商品を売ろうとしてもそれを3000円以上で欲しがる人がいなければ利益は出ません。逆に10000円でも欲しいという人がいれば10000円で売れます。
5000円で販売しているときに他社が3000円で出してきたら、供給量が多くなってしまい、あなたの商品は売れなくなります。
モノの価値を決めるのは需要と供給、この2つだけです。
供給が多い市場では価格競争が起きやすく、価格破壊(競合が明らかに原価割れの商品を出して市場を壊すこと)が起こることもあります。
そして、今の時代は情報が流通しすぎているので、競合が生まれやすい。
どんな領域であろうと誰でもすぐに参入してきます。
どんな分野であろうとGoogle検索やYoutubeを「○○ 始め方」で検索すると誰でも始められてしまう時代です。
これまでは初心者から上級者までの人口比率はピラミッド状でした。
ですが、ここ最近は初心者の人数が増えすぎてピラミッドの形が変化してきています。
こんな感じ。
初心者層は供給過多なので、確実に価格競争に巻き込まれます。
初心者層は脱するべき。それが長くビジネスを続けるコツです。そうすればあなたの時間を安く買い叩かれることもなくなり、濃い仕事をできるようになります。
私たちが狙うべきなのは初心者層から上の供給の少ない市場、いわゆるブルーオーシャンと呼ばれる領域です。
自分だけのブルーオーシャンの作り方
中級者以上になる方法は2つあります。
1つは時間をかける方法。自分の未開拓の領域であれど、時間をかけて勉強・実績を積み重ねれば中級者以上にはなれます。
10,000時間の法則
どんなジャンルであれど、10,000時間打ち込めばその道のプロになれる、という法則
目指しているのは中級者なので、10,000時間も必要ありませんが、1,000時間程度は必要でしょう。それだけ時間をかけて真剣に打ち込めば、知識・実績もついてきます。脱初心者です。
しかし、これを読んでいる多くの人はそんなに時間がないのではないでしょうか?
日中は出勤しないといけない、家に帰ったらご飯を食べて、お風呂に入っててしてたらほとんど時間が取れない。
家事・育児に追われている主婦の方々も読んでいただいているかもしれません。
時間がない。このやり方は副業には向いていません。ライバルが増えすぎました。
未経験の分野で横並びで一斉にスタートするなら専業や学生の方が圧倒的に有利です。
使える時間が違います。
作業量勝負の領域で、時間的に不利な会社員や主婦が勝てるわけありません。
だから未経験の分野で勝負すべきではないです。
「副業 おすすめ」と検索して上位にアフィリエイトが出てきたからといって、アフィリエイトをするべきではないんです。
その選択は他のみんなもしています。だから競合が多い。そこは避けましょう。
だから推奨するのは2つ目の方法。
「あなたの経験を活かす方法」
今までのあなたの経験を生かして副業につなげるという方法です。
私の場合、10年近くやっていたシステムエンジニアで培ったことを個人の仕事にも繋げたりしています。
パソコンを苦手な人が、わざわざアフィリエイトに挑戦して苦労してサイト構築や、記事執筆をやる必要はないわけです。
対面営業が得意なのであれば、パソコンを使わず、営業代行の仕事をすれば良い。
得意な領域を選ぶということは、参入した瞬間に中級者以上の領域に勝手に飛び込めるということです。
まぁこういうこと言うと

私には他の人に誇れるような経験・スキルがありません
自惚れないでくださいw
あなたの価値をなんであなた自身が決めれるんですか?
あなたの価値を決められるのは、第三者だけです。
自分で自分の価値を勝手に決めないでください。自己申告なんてなんの意味もありません。
さっきも言いましたよね?需要があればビジネスは成り立つんです。
インターネットの発達によって私たちは多くの情報を手に入れることが可能になりました。
最近はだから人の要求もどんどん高度化・細分化していきています。自分に少しでも合わないと思ったらすぐに次を探す。
例えばダイエット。
楽に痩せたいと言う人もいれば、厳しくてもいいから絶対痩せたい!と言う人もいます。
・楽に痩せたい人
→バナナダイエット等の○○するだけで痩せる!みたいなコンセプトが刺さる
・絶対痩せたい人
→結果にコミット!のライザップが刺さる
こんな感じで要求が細分化されれば、サービスも細分化されます。
そこにあなたが飛び込む余地があります。
細かいニーズを叶えてあげる。
今までは人々のニーズはそこまで細かく分かれていませんでした。
ダイエットならライザップ一択みたいな。
それは情報が出回らなかったからです。お金を持った企業がTVCMで流す方法が全てと思われる世界でした。
そこに登場したのがSNSです。
例えば誰かがTwitterで
「毎日バナナ食べてたら痩せたんだけどwやばい、ライザップなんかにお金払ってる場合じゃないww」
て呟いたとします。
瞬く間に拡散されて、この情報が多くの人に届きます。
そうするとダイエット=しんどいもの、という概念が覆されて、楽にダイエットしたい!と言うニーズが生まれてきます。
こうして情報が出回れば出回るほど、新しいニーズが生まれてきます。
Twitter、Facebook、Instagram、Youtube、多くのSNSで無限に情報が拡散されています。
人々のニーズも無限にあります。
ビジネスはシーズとニーズの交差点に生まれます。
(シーズ=あなたが提供できること)
一般的なビジネスの教科書では「市場の悩みを分析する」これが最初のアクションです。
ですが、それは時代に合ってません。だってニーズは無限にあるから。
今の時代はあなたの経験・スキルを細かく分析して、それで助けられる人を探すのが正しい順番です。
自己分析のやり方についてはビジネスの羅針盤に書いているのでぜひ読んでみてください。(無料です)
USP戦略
ビジネスの羅針盤に自己分析の方法とか、ペルソナ設定とかめちゃくちゃ大事なこと書いてあるんで、必ず読んでおいてください。(全4章100ページ超えのテキストです)
最後にお話しするのはUSPという戦略です。
Unique Selling Position(ユニーク・セリング・ポジション)
頭文字をとってUSPです。
独自の販売戦略という意味です。
これは理論を聞くよりも最初に例を聞いた方がわかりやすいと思うので、ドミノピザの例で説明します。
ドミノピザが生まれるまでデリバリーピザは質重視でした。
おうちでも美味しいピザを食べれる。
ピザを作るのに時間をかけていたので、届けるまでには1時間近くかかっていました。
お腹が空いてるからピザを頼んでるのに、届くのが1時間後。
当然客からのクレームも多い。
そこでドミノピザの創業者のトム・モナハンはスピードを売りにすることを思いつきます。
30分で届かなければ無料
ドミノピザが打ち出した販売戦略です。
これが配達時間にイライラしていたアメリカ国民に刺さり、ドミノピザはアメリカを代表するピザチェーン店に発展しました。
アメリカ国民がデリバリーピザに求めていたのは質ではなく、配達時間だった。まぁお酒飲むと味なんてわからなくなりますしねw
従来の質勝負からスピード勝負に変えたから価格を落とさずに、後発でも勝つことができた。USPを確立することができれば後発だろうと市場で戦うことができます。
むしろこれからはUSPを確立しないと戦えません。
個人の時代はあなただけものではありません。これまでの企業に加え、スキルを持った個人がどんどんと市場に入ってきます。
真っ向からぶつかって価格競争に巻き込まれるのは避けましょう。
価格競争は誰も幸せにしません。
まとめ
- 価値は需要と供給で決まる
- 初心者層を抜け出す
- 自分の経験を生かした価値を創造する
- USPを確立する
これをやり遂げるためにも、ぜひビジネスの羅針盤を読みましょう!!
最後まで読んでいただきありがとうございましたー!!
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