ども、くろねこです。
この記事は「自分は何者でもないよ、、、」と嘆いている人向けに書いています。
結論だけ先に書いていくと、何者でもない、取り柄がないと感じてしまうのは自分の見てきた世界でしか考えていないからです。
インターネットによりロケーションの壁は無くなりました。あなたは家にいながら世界中の人々とコンタクトを取ることができます。
「個人の時代だから何かスキルを身につけよう!」
といってプログラミングを学んだり、英語を勉強したりする人が多いですが、私はそれよりも今のあなたのスキルを使って誰かの悩みを解決することをお勧めします。
人々の悩みは贅沢になった
ビジネスをする上で需要と供給という考えからは避けて通れません。
需要=誰かが欲しがっている
供給=誰かが提供してくれる
需要があるところで、供給が少ないものを販売すると高く売れますし、需要が少なく、供給が多いものを販売しようとしても売れません。
砂漠で水を売ると、すごく高く売れますが南極で氷を売っても全く売れません。
ここまでは分かると思います。
だからビジネスをするなら、需要があって誰も取り組んでいないことをすればいい。
これだけです。
ここで話が終わると、当たり前すぎて怒られるので掘り下げます。
インターネットの発達により多くの人は大量の情報を手に入れました。
昔は知り合いに物知りの人がいないと分からなかったようなことも今ではGoogle先生に聞けばなんでも答えてくれます。
情報が溢れることにより、人々のスキルも発達してきました。
数少ない専門家しか持っていなかったようなスキルも今では多くの人が持っています。
能力は平準化されてきました。
つまり供給過多の時代に突入しています。
あるサービスを始めてもすぐに追従して来る人が現れる。
英会話教室なんていくつありますか。駅前じゃなくても全然留学できるw最近だとライザップまで英会話に参戦してきています。
で、供給過多になった結果、どうなったかというと需要が細分化しました。
一口に英会話を学びたいと言っても
ビジネス英会話なのか、
日常会話がなんとかできればいいのか、
あるいはTOEICの点数を取りたいだけなのか、
幼児向けの英会話なのか、、、、
などなど
昔であれば、「英語を喋れる人」が全て供給していました。
昔はそもそも英語を喋れる人が少なかったから、少数の英会話教室にいろんなニーズを持った人が集まって、同じコンテンツを受講。で、あとは自分でなんとかしてたんですね。
でも今は違います。
細分化されたニーズに対応するようにいろんな講師、教室が登場しました。
供給側のバリエーションが増えると、需要側も贅沢になります。
ダイエットなんてその典型ですね。
1日の生活リズムを整えて、暴飲暴食を避ける、適度な運動をすることが基本なのに辛いのが嫌だからバナナダイエットとか楽なダイエットが生まれる。
楽なダイエットが溢れてくると、それじゃ痩せないと気づき始めて、次に痩せる確率の高いハードなものを求める。それがライザップです。
痩せたい、英語が喋れるようになりたい
ニーズは同じでもそのバックグラウンドは異なっています。そしてそのバックグラウンドにあったものを消費者は求めている。それが現代です。
ニッチな市場は大企業が参入できない
悩みが贅沢になり、市場が細分化されればされるほど大企業は参入しにくくなります。
大手企業には株主が存在します。
株主がいるということは常に行動を監視されているということ。
損失を生むかもしれない領域にはなかなか踏み込めません。
ニッチな領域には参入しにくい。
だからニッチな悩みを抱えている人はしぶしぶターゲット層のずれた大手企業のサービスを受けるかそのまま悩みを抱えるかになります。
その点、個人であるあなたは株主の眼など気にしなくても構いません。
目の前の困っている人を助ければいい。
その1点にフォーカスできます。
その人を助けた後は?
同じ悩みを抱えている人を助けてあげればいい。
あなたの身の回りにいなくても日本には1億人います。
日本でたった1人しか悩んでいないことなんてありません。
必ず、どこかにいます。
インターネットが発達している現在、その人がどこにいようとあなたは大したコストもかけずにその人にコンタクトを取ることが可能です。
日本中に転がる小さな小さな悩みを拾って解決する。
これが情報化時代の弱小個人の戦略です。
まとめ
需要と供給の観点から今後の戦略について説明しました。
- 情報スキルは平準化されて供給過多の時代になった
- 供給が増えると悩みが贅沢になる
- 贅沢な悩みは細分化され、個人が入り込みやすくなる
個人である渡したいの強みは小回りがきく、ということです。
それはこれからの時代においては大きな強み。
その強みを生かして、情報に溢れた時代を攻略していきましょう!
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