情報発信の未来を考える

ビジネス全般

ども、くろねこです。

最近コロナの影響で大きなイベントがことごとく中止になってます。就活の合同説明会なども中止になりました。

それを受けて、オンラインの重要性がここにきて一気に高まってきています。ZOOMを使ったオンラインセミナーなどですね。

 

今後の情報発信がどうなるか、ということですが、、間違いなく動画音声です。

これから5Gも敷設されるので、まず間違いなく動画コンテンツの時代になるでしょう。

 

となった時に、Youtuberにならないといけないのか?今までの主流であったテキストコミュニケーションがなくなるか?というとそうではありません。

これからの情報発信社会で何が求められるのか?この記事では未来を予想していきます。

 

構成要素が増えると誤魔化しが効く

 

これを理解するために、発信方法をそれぞれ要素に分解してみましょう。

各発信の構成要素
  • テキスト・イラスト
    文章+ストーリー+イラスト
  • 音声
    文章+ストーリー+声色+声のトーン+話す速さ+滑舌
  • 動画
    文章+ストーリー+声色+声のトーン+話す速さ+滑舌+アニメーション
  • 対面セミナー
    文章+ストーリー+声色+声のトーン+話す速さ+滑舌+アニメーション+スピーカーの熱量+周りの環境

こんな感じ。

対面セミナーを除くと、動画が詰め込める要素が多くて、お客様の感覚をフルに使ってもらうことができるので一度にいろんな情報を届けられます。

 

伝えられる情報が多いのは

テキスト<音声<動画<対面

です。

 

じゃあ対面がなくなると、動画が最強!

 

、、、、とはならないんですよね。

情報量が多いと色々誤魔化しが効きます。

対面で色々説明されて納得しちゃったけど、あとあと資料読んでみると納得できない点がいくつかあった、みたいな経験ないですか?

 

セミナーの時とかって、ホワイトボードで書いてその場の勢いで説明されたりするから割とガバガバな理論でも納得してしまったりします。

相手のペースで説明が進むので考える時間がないんですよね。で、周りがうんうん頷いているのをみると、同調圧力が働いて、なんとなく納得してしまう。誤魔化されてしまうんですね。

これが助長しすぎると、詐欺になります。

 

 

誤魔化した結果って100点ではないんですよ、もちろん。

60点は比較的簡単に取れてしまうってことです。

 

会社とかでもよくいるんですけど、文字にすると伝わりづらいから電話したっていう人、こういうのは単純にその人の文章能力がないだけです。だから双方向コミュニケーションにして誤魔化す。

 

 

でも誤魔化しても取れるのは60点だけなんですよね。せいぜい80点止まり。100点は取れないです。

100点取るためには全ての要素が揃ってないといけません。

文章もストーリーも声のトーンも話す速さも滑舌もイラストも全部必要になってきます。

これまでセミナーなんかで誤魔化してきた人はここに苦しみます。

セミナーをそのまま動画にするだけだと誓約率ガタ落ちしますから。

しっかりと、文章+ストーリーから作り込まないといけません。

 

 

文章とかストーリーって建物でいう基礎の部分です。表には出ない。

でも建物が長く維持されるために一番重要な部分です。

インパクトで最初にお客さん集めたいだけであれば基礎工事はテキトーにやって、外装にお金をかけたほうがいいです。

でもそれだと何十年と愛され続ける、建造物にはなり得ません。しっかりと基礎を作って、まずは何十年壊れないという状態を作るのが大事。

 

 

情報発信も一緒です。

動画編集を磨いて、綺麗なサムネイルを作って視聴者を集めてもそもそもストーリーが陳腐だと読者がすぐに飽きてしまいます。

しっかりとしたストーリーを作っていれば、サムネイルが派手じゃなくても編集とかこだわらなくても、長く見続けられる動画になります。

 

私がお気に入りの動画は、ホワイトボードしか登場しません。

 

 

で、ここまでだと今まで対面でごまかして加点をもらってた部分をしっかりと構成から見直して点を取って行こうね、という話で失ったものを取り戻す作業になるんですが、実はしっかりと作り込まれた文章、ストーリーはそれ以上の加点が生まれます。

 

想像させる余白が加点を生み出す

画像1

バクマンという漫画をご存知でしょうか?

ジャンプで連載されていた漫画なんですが、真城 最高(サイコー)高木 秋人(シュージン)の二人がトップの漫画家を目指すというストーリーです。

漫画家の漫画を描くっていう斬新な切り口で、当時のジャンプではかなりの人気作品でした。

 

 

掲載漫画を選ぶ編集会議の様子や、打切りの過程とかが書かれていてめちゃくちゃ面白かったです

サイコーとシュージンは2人で1つの漫画を作ります。シュージンが物語を書いて、サイコーが絵を描く、という分担。

漫画って、物語を文章で書いて、それをラフっていう構成だけ書いた簡単な絵にしてその後にしっかりした絵を描いて完成、ていうプロセスを踏みます。

シュージンがラフまで描いて、サイコーに渡して、サイコーが絵を描いて完成。ていうような分担でした。

 

 

ラフはコミュニケーションツールですね。

シュージンとサイコーがラフのイメージを共有することで100点の漫画を仕上げに行く。

1人の場合は、編集者とのコミュニケーションに使われたり、自分の脳内を吐き出すために使ったりという感じだと思います。

 

 

ところが物語が後半に差し掛かったあたりでサイコーが突然

「ラフはいらない」

と言い出します。そしてサイコーは続けます

「ラフがあると先入観で文章を読んでしまうから想像が広がらない。シュージンの文章であれば、そこから自分が想像した方がイメージが膨らんでいいものが描ける」

 

 

コミュニケーションツールをなくすことでよりいいものが描ける。

そう言ってます。

コミュニケーションツールって、自分の頭の中のものをできる限り100%伝えるために使います。

自分の頭の中に100あるとしたらそれをしっかり100伝えるのがコミュニケーションの目的。

それが今までの常識でした。

 

 

ですが、サイコーとシュージンのようにスキルが違う二人の場合はシュージンにとっての100がサイコーにとっての100とは限らないんですよね。

だからシュージンの100をもらってサイコーがイメージを膨らませる余白があった方がいいものが出来上がる。

100を200にするようなイメージです。

 

 

これはシュージンの物語の質が高いからです。

いい文章を渡せばプロのイラストでさらに良くなる。

この2人が書いた漫画は最終的にアニメになるんですが、そこにさらに声優さんが加わります。

その声優さんがサイコーの彼女で自分が書いた漫画のアニメ化されたときの声優をその彼女に担当してもらうというのが二人の夢だったんですね。

それが叶って二人は結婚でハッピーエンド。というのがバクマンのストーリーです。

 

 

 

ちょっと脱線しましたが、これから動画が来るのは間違いないです。

だからと言って動画編集者と動画クリエイターしか生き残れないと考えるのは少し違います。

むしろその枠は渋滞します。みんな狙うから。

動画の構成要素は動画編集のデザイン部分だけではありません。

台本、ストーリー、発声、、、、色々あります。

こちらの重要性はまだみんな気づいてない。

 

 

これから動画の波が来て、まずはクリエイター、動画編集者、Youtubeコンサル枠が飽和、価格競争が始ります。

その次に注目されるのが、ボイストレーナーライターとかになって来るんじゃないかなーと考えています。

 

 

いずれも共通するのは【動画の構成要素の一部のみを支える人】ということです。

一人で全部やってしまうよりも、できないことはできる人にやってもらう、教えてもらう方が効率的です。

時間を使いすぎると時代の波に取り残されてしまいます。

 

 

だから選択肢は大きく分けて2通りで

・第1波を狙って、クリエイター・動画編集者を目指す。
→第1波はもう来ているので直ちに動きましょう!

・第2波を狙ってスキルを身につける。
→そんなに遠くない未来だと思います。今からスタートして差をつけましょう!

だと思います。

動画の波は来るけど、その波に乗るか、流されるか、しっかりと見極めて行きましょう!

最後にもうちょっとだけ読んでいってください。
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